――皆さんの愛犬の状況・家庭環境はそれぞれ
「こういう風に訓練したらこうなりますよ」というのはそれぞれのケースで違います。実際に詳しくお話を聞いてみないと、ワンちゃんの様子、飼い主さんの性格、家庭環境、小さい子どもさんがいるご家庭かなどでも、また違っていたり、本当にいろいろなんです。トータル的に見てみて、このような進め方がベストではないですか?というお話をし、決めて頂くという感じです。
――まずは愛犬とご一緒にカウンセリングへ
電話でお話を聞いてその瞬間決めるというよりは、実際に、飼い主さんとワンちゃんとの様子を見てからでないと、きちんと判断はできません。まず一番始めの段階で、ワンちゃんを連れ、見学を兼ねて来て頂き、そこでいろいろと現在の状況やお困りの点をカウンセリングしていきます。希望の期間や、お客様の予定をお聞きし、どのようにして進めて行くのが良いかをこちらからもアドバイスし、飼い主さんからの要望を聞いて決めていくような感じです。最近では犬の飼い方も変わり、家族の一員である愛犬と離れるのが寂しいと、日帰り訓練を選ばれる方が多いですが、やはりしっかりしつけをするには預託訓練がベストなんです。
――犬の様子が変わってくると飼い主さんも頑張れる
最初は「寂しい」「早く連れて帰りたい」「あまり長く預けたくない」という方は結構多いです。しかし、お預かり後、しばらく経って面会された時に犬の様子の変化を感じられると、「延長してもうちょっと頑張ります」と仰って下さる方がほとんどです。あくまでも、飼い主さんのご希望を優先的に、そしてワンちゃん個々に合わせた方法をこちらは提案させて頂くことを心がけています。「様子を見ながら進めていきましょう」という感じです。面会はできますので、会うたびに少しずつでも変化を感じて頂けたらと思います。
――犬の健康管理、犬の体調が第一
セイント・フジで一番に気をつけていることは、「健康管理、犬の体調」です。全ての犬舎は、もちろん冷暖房が入っていますが、犬は、ちょっとしたことでもすぐ熱中症になったり、胃捻転が起きたりすることがあります。動きがいつもより悪い、食欲がなくなった、おなかの調子が良くない等、ちょっとしたサインも見逃すことのないよう、スタッフ皆、常に目を光らせ、ワンちゃんが健康体で毎日過ごせるように目の行き届いた管理を心掛けています。
――初対面のワンちゃんが安心感を感じる瞬間
会長は、犬のためなら・・植物のためなら・・鳥のためなら・・と本当に自然を愛する人です。犬が会長に対して感じるものというのは特別なようで、「なんで先生がリードを持つと言うことを聞くんだろう!」ということが良くあります。反応が違うというか、初対面のワンちゃんの態度が急に変わるんです。それを見て飼い主さんがびっくりし「お預けします、よろしくお願いします」というような感じになることもあります(笑)。